上田の頭ブログ 【明成個別新河岸・南古谷校舎の塾長】

たくさん書きます。考えてること伝えたいことを自分視点で楽に。

教育者として noteから引っ張ってきた

 

 

以前noteをやっていた頃の記事から引っ張ってきたお

 

 

 

 

教育者としてどうありたいかを書いていたみたい

 

 

 

 

我ながら悪くないと思うので、少々長いですが、是非一読を。

 

 

 

 

 

 

----------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

塾の先生として働き始めて約5年。

 

 

ここまで色々な生徒を見てきて最初からブレていないのは、人として成長してほしいという想いである。

 

 

勉強はできなくても人として立派に自分の人生を生きて行く力をつけてあげたい。これがずっと根底にある。

 


自分はここまでのたかが20年ちょっとの人生で、普通の人の倍以上いろいろな経験をしてきたと思う。

 

 

これは決して不幸自慢ではなく、本当に普通の家庭とは違った環境で育ち、色々なことがあった。

 

 

その分自分の人生でも色々な悲しいこと、苦しいことがあり、その度にそれらの困難を乗り越えてきた。という自負がある。

 

 

勉強こそあまりしてこなかったが、人としてしっかりと生きて行くことはできている。自分の今までの人生を振り返ってみたときに後悔がない。

 


今まで自分と同じような境遇の人たちを何人か見てきたが、やはりその状況に押しつぶされてしまって、そのことを理由に諦めたり、悪い状況を言い訳にして逃げていってしまう人たちが多かったように感じる。

 


ただ本当にそれでいいのか。家庭の状況はほとんどの場合が、自分で作り上げたものではなく、親がメインで作り上げたものであり、そんなものに自分の人生が影響されてしまっていいのか。

 


いくら家族と言ってもその前にまず1人の個人が存在していて、その人の人生、生き方を決めるのは他人ではなくその人自身のであるべきだ。

 


そんなもののために自分がやりたいことができなかったり、自分の思っていることと違うことをしなくてはならないのは本当にもったいない。

 


そんなもの気にせず自分の人生を生きて行けと心から思う。それが自分のため、または親のため、将来生まれて来るかもしれない子どものためだと思う。

 


ただ、みんながみんな自分の思った通りにできる人ばかりではない。やはり気を遣い自分を犠牲にしてしまう人たちが多い。

 


自分はそんな人たちを全力でサポートしてあげたい。塾でいうなら生徒だ。

 

家庭環境があまり良くなく色々なものを抱え、葛藤している生徒が自分の人生を歩んでいけるように、道を示してあげたい。状況に押しつぶされてしまいそうな生徒が少しでも前を向いて、自分の人生を歩んでいけるようにフォローをしてあげたい。

 

 

これは経験をしてきたことがある人でなければわからない感覚であり、的確なアドバイスも難しいと思う。

 

 

だからこそ同じような経験をしてきた自分にしか伝えられないようなこと、自分にしか分からないことを汲み取り、その生徒のために行動していきたい。それが自分に与えられた役目だと思う。

 


ただそれをするためにはまず塾としての役割を果たさなければ、自分のしたいことはできない。

 

 

ここ最近の話でいうと中間テストなどの定期テストだ。そこで結果を出し、塾としての役割を果たした上で人間的に成長させていってあげられるようにしなければならない。

 


この前の先輩の先生との社員面談で言われたことだ。相手のまず一番のニーズはなんなのか、成績を上げたいということではないか。まずはそこのニーズを満たすことに全力を注ぐ。その中で自分の思う、人としての成長もうまく促していけるようにしていきたい。

 


勉強は色々なことが学べるとてもいい機会である。そのことに教師が気がつき、授業中も勉強のことだけでなく、そこから人生の学びを一緒に伝えていけるような教師でありたい。